2025/11/02 00:00
あなたの「勝ち」への想いを、金太郎の力で応援し続けて

2017年、一つの熱い想いを持った町民の声が勝央町の未来を変えました。
「勝央町の魅力を、全国・世界にPRしたい!」
文化・歴史・風土・施設・食・人。
こんなに素敵な資源がいっぱいあるのに、
場所も読み方もわからないほど、勝央町はまだまだ知られていない。
住みやすい町なのに...
面白い場所がいっぱいあるのに...
美味しい食べ物もいっぱいなのに...
「自慢の勝央町をもっと知ってもらいたい!」
モノ・コト・ヒトを掘り起こし、
個々にがんばっている勝央町が一つになって、
どの地域にも負けない活気あふれる町になる。
『勝つブランド』を通して、
魅力いっぱいの勝央町を盛り上げてゆく。
そんな熱い想いから、勝ブランドの物語が始まりました。
勝田郡勝央町勝間田。この地名を見た時、誰もが気づくでしょう。
「勝」の文字が、なんと3つも重なっている。
そして、この町には1000年以上前から語り継がれる金太郎の物語がありました。
坂田金時の幼名である金太郎は、平安時代に実在した人物と伝えられています。
足柄山で動物たちと心を通わせ、どんな困難にも負けない不屈の精神で、
源頼光四天王として活躍した武士。
数々の偉業を成し遂げた金太郎は、熱病により勝央町で倒れ、
この地で生涯を終え、栗柄神社に葬られたと伝えられています。
今もなお、金太郎の魂がこの町を見守り続け、
挑戦する人々に勇気と力を与えてくれているのです。
2017年、町民の熱い想いの場から実行委員会が立ち上がり、
勝ブランドの方向性を決める最初の商品「勝栗」が誕生しました。
勝栗は、古来より武士が出陣前の三献の儀で食した縁起物。
「一に打鮑、二に勝栗、三に昆布」の作法に込められた
「敵に打ち、勝ち、喜ぶ」という願いを現代に蘇らせ、
金太郎が源頼光四天王として戦った時代の勝利への祈りを
現代の挑戦者たちに届けたいという想いから選ばれたのです。
プロジェクトのスタートから、実行委員会メンバーは
4つの「勝」が重なる勝間田神社で年始に必勝祈願を行うことを習慣としました。
金太郎の魂が見守るこの神聖な場所で、
勝ブランドの成功と町の発展を祈り続けてきたのです。
2018年には岡山県立大学の協力のもと、
シンボルマーク・ロゴタイプが完成。
勝ブランドのアイデンティティが形になった記念すべき年でした。
同時に、作陽高校サッカー部や岡山学芸館高校野球部の応援活動も開始。
「この町の力で、頑張る人たちを応援したい」
そんな想いが、具体的な行動として動き始めたのです。
2019年、勝ブランドにとって記念すべき年が訪れました。
認定委員会が設立され、最初の8品目が正式に「勝ブランド」として認定されたのです。
この年から精力的なイベント出店、応援活動、新商品の拡大、販売場所の拡大が始まりました。
岡山県立大学との商品共同開発、勝間田高校との連携も実現。
若い世代のアイデアと地域の技術が融合する、新しい形の町おこしが動き出しました。
「神社でお祈りしても、やっぱり不安で...」
勝間田神社での合格祈願で出会った受験生の言葉でした。
4つの「勝」が重なる神社で祈願しても、
一人で戦う不安は簡単には消えない。
そこで気づいたのです。
本当の応援とは、一人じゃないことを感じてもらうこと。
受験を控える地元中学への勝玉ペン贈呈。
大学入学共通テスト応援キャンペーン。
必勝祈願祭での受験生応援イベント。
一つ一つの取り組みに込めたのは、
「あなたの努力を、この町全体が見ている」
というメッセージでした。
「ただの縁起物じゃダメ。本当に使ってもらえるものを作りたい」
地元の職人さんたちの、そんな想いから生まれた勝ブランド商品。
**勝手拭**は、全国唯一の角土俵を「勝色」で染め上げました。
金太郎が熊と相撲を取ったように、正々堂々と戦う心を込めて。
ステーショウオウナリーの勝ボールペンは、
「カチ!カチ!カチ!」の3回ノックに、
金太郎の気合いの掛け声を表現しました。
しょ〜おうサブレは、
勝央町の形をしたサブレに勝央町産米粉を使用。
パッケージには勝間田神社や元気君など縁起のいいパワースポットが描かれ、
金太郎が眠る町の全体を表現した特別なお菓子として生まれました。
岡山県立大学の大学、勝間田高校の高校生との共同開発。
若い世代のアイデアと、職人の技術が融合して、
新しい形の応援が生まれました。
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、緊急事態宣言が発出され、
勝ブランドの活動は大幅な制限を受けました。
イベント出店の中止、応援活動・進行中の商談・新商品発表の延期...
これまで築いてきた活動が、突然ストップしてしまったのです。
そして2020年1月、勝央町の象徴であった
奇跡の牛「元気君」が21歳(人間の年齢だと105歳ほどに相当)で天国に旅立ちました。
1998年の台風で90キロ流されながらも、
奇跡的に生還を果たした牛。
絶望的な状況でも、最後まであきらめなかった強さ。
その生き様は、多くの人に希望と勇気を与え続けてきました。
2021年2月、元気君のブロンズ像が完成しました。
その姿は今も多くの人に「どんなに苦しくても、希望を失わないで」
というメッセージを伝え続けています。
先の見えない困難な状況が続く中でも、
私たちは元気君の不屈の精神を受け継ぎ、活動を続けることを決意しました。
そして2021年・2022年、新たな取り組みが始まりました。
勝メシプロジェクトの実施です。
18を超える町内事業者が参加し、「食」を通じた勝ブランドの新たな展開。
コロナ禍で苦しむ飲食業界を応援しながら、
勝央町の美味しい食文化を全国に発信する取り組みでした。
困難な時代だからこそ、町が一つになって前に進む。
元気君の不屈の精神が、新しい形で受け継がれたのです。
「本当に素晴らしい町ですね。心が温かくなります」
テレビ取材のディレクターさんが、心から感動された様子で話してくれました。
NHK、RSK、OHK、KSB...
多くのメディアが勝央町を取り上げてくれました。
この3年間だけでも、テレビ10回、新聞5回、ラジオ4回の取材・放映をいただきました。
でも、私たちが一番嬉しかったのは、
視聴者の方々からの反響でした。
「受験前に勝ち鯛を食べて、合格しました」
「勝手拭をお守りにして、就職試験に臨みました」
「元気君の話を聞いて、病気と戦う勇気をもらいました」
最初の「勝栗」から始まった勝ブランドは、
今では大小含めて25品を超える商品群に拡大しました。
一つ一つに職人の技と地域の愛情が込められ、
金太郎の不屈の精神を現代に伝える特別な商品として育っています。
小さな一歩から始まった大きな広がり
そして、これらの商品は勝央町を飛び出し、
想像もしなかった場所へと旅立っていきました。
2018年、マツダスタジアムでの特設ブースから始まった出店。
最初は緊張と不安でいっぱいでした。
「今年も勝央町さん来てるんだね」
野球ファンの皆さんの温かい反応に勇気をもらい、
今では毎年欠かすことのできない大切な場所となりました。
地域から県外へ、そして全国へ
勝央工業団地での地元密着販売から始まり、
岡山県内の各種イベント出店の挑戦。
そして2022年、ついに県境を越えました。
兵庫県市川町でのイベント出店。
初めての県外出店に、実行委員の誰もが緊張していました。
でも、金太郎や縁起物への関心を示してくれる多くの方々との出会いで、
私たちは確信しました。
この想いは、勝央町だけのものじゃない。
奈良のマルシェ、大阪での出店、そして念願の東京進出。
「とっとり・おかやま新橋館」では、
故郷を離れた岡山出身の方々が懐かしそうに
商品を手に取ってくれる姿が印象的でした。
人と人をつなぐ、心と心をつなぐ
一つ一つのイベント、一人一人との出会い。
そこで交わされる笑顔と「頑張って」という言葉。
これらは単なるモノの売り買いではありません。
マツダスタジアムで毎年顔を覚えてくれるお客様。
東京で故郷を懐かしんでくれる方々。
奈良で金太郎の話に興味を持ってくれた人たち。
一人一人の顔が思い浮かぶ。
一つ一つの出会いが宝物です。
「あなたの挑戦を、この町全体で応援しています」
金太郎の魂が見守る勝央町から、
スタートより変わることなく、そんな想いを全国に届け続けています。
長きにわたって積み重ねてきた数多くの活動。
お客様から届く「元気をもらいました」という温かい声。
数え切れない人々との出会い。
でも、私たちの本当の目標は、
あなたが自分の力で勝利をつかむことです。
勝ブランドは、あなたの努力を否定しません。
頑張り抜いたあなたの心に、そっと寄り添います。
金太郎の不屈の精神。
元気君が見せてくれた「あきらめない心」。
勝央町の人々が紡いできた「応援する想い」。
そして、栗柄神社に眠る金太郎の魂が、
今もこの町から全国の挑戦者たちを見守っています。
それらすべてが、あなたの新しい挑戦を待っています。
勝央町で眠る金太郎の魂と共に、
あなたの「勝ちたい」を私たちは応援します。